久米邦武 - Wikipedia: "久米 邦武(くめ くにたけ、天保10年7月11日(1839年8月19日) - 昭和6年(1931年)2月24日)は、明治から大正期の歴史学者。長男に洋画家の久米桂一郎。佐賀藩士。
肥前国に生まれる。佐賀藩校弘道館で学び、1862年に江戸に出て昌平坂学問所で学んだ後、明治政府に出仕。明治4年(1871年)、岩倉使節団の一員として欧米を視察。帰国後に、『米欧回覧実記』を編集。"
この本(米欧回覧実記)は非常に興味深い資料。トクヴィルの『アメリカの民主政治』と並ぶ名著といえば言い過ぎか。
全部で5巻だが、文庫なので買いやすい。
岩倉使節団はまず最初に米国を訪問。米国の強大さに驚倒。歴史は日本の方が長いのにどうしてこんなに違うのかと考え、その答は「教育制度」の違いにあると断じる。曰く:
日本は、上下貧弱を免れざるは何故ぞ。蓋し(日本の)不教の民は使いがたく、無能の民は用をなさず、不規則の事業は功をみず。
今でも言えてる。「不朽の名著」たる所以である。
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